

休日とは、何のためにあるものだと思いますか?
日本で働いていると、年功序列、暗黙のルール、気遣いなどの独特な日本文化の中での働き方になって、バカンス文化のある欧米と比べると、なかなか休日を重視できませんよね。
休日なんか言葉だけで、そんなの幻…と考えているみなさんにぜひ読んでほしい1冊です。
目次
「きっかけ」…なぜ読み始めたか?
Youtubeのおすすめ動画に、偶然、本書の著者である越川慎司さんのインタビューを見て、この方は興味深いな!と感じました。
インタビューアーの方が、事前に越川さんの会社の担当者とメールでやり取りをしていたそうですが、実はその担当者というのはAIであったそうです。
そんなAIがあれば、人件費削減どころか、すぐに顧客にレスポンスができて仕事が効率化できて、サクサク進みますよね。
なぜ越川さんが、そのように今までの仕事で培ってきたテクノロジーを駆使して、仕事を効率化するのか、といえば、休日をしっかりと取るためだという趣旨を話していました。
いままでの越川さんのキャリアで、2回メンタルで調子が悪くなった経験があったそうです。
いずれも仕事が大好きになりすぎて、働きすぎと睡眠不足が原因でした。
世界で通用する大企業で働いていた越川さんが、一流の人たちは休日をどう過ごしているのかを観察し、それを実践した結果と効果が体験談とともにふんだんに盛り込まれています。
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「学び」…この本で学べること
この本でとても勉強になった次の3点をご紹介しますね。
休みとは、他人から評価されない自分軸の時間
一番、私が本書で学んだことは、
休日に自分で時間をコントロールして、
自分が選んだことをやることが、
生きがい・働きがいに影響する、ということです。
自分で決めて、自分の時間を自分でコントロールできる感覚のことを、本書では「時間自立性」と呼ばれています。
世界の一流のビジネスパーソンは、時間自立性のある休日を送ることにより、「自己効力感」を高めているそうです。
「やってみたら、意外に自分はできる」という自信が自己効力感に大切なことであり、その自信を高めることを、世界の一流は休日にやっているそうです。
では、どのような特徴が自己効力感が高い人にはあるのか、
そして、どんな方法で自己効力感を休日に高めているのかは、
本書の第3章で紹介されています。
その中の一つのツールとして、越川さんがおすすめしているのは、「読書」なんです。
なぜ読書なのかといえば、世界的に有名なCEOたちが休日に読書をしていますが、彼らは知識を蓄えるだけではなく、発想力やイマジネーションを育てることができる、というメリットが読書にはあるのではないかと、思いました。
休日の使い方、という一番大切な部分なので、ぜひ本書を読んでみて下さい。

一流の人は
「自己否定をしない」ことを重視する
前項で紹介した自己効力感を高めるために、重要なのは、「自己否定をしないこと」と本書では述べられています。
自己否定とは、自分にはできた・できなかった、という能力だけではなく、自分の存在自体を否定してしまう考えですね。
自己否定が始まってしまうと、一番怖いことは、新しいことに挑戦する意欲まで否定してしまうことです。
自己効力感を高めるには、休日に新しいことを少しずつ挑戦していくことが大切です。
しかし、自己否定してしまうと挑戦する行動を起こせなくなってしまうから自己否定が怖い、というのが越川さんの考えである、と私は思います。
結果で評価してしまうと自己否定に走りやすいので、重要な考え方として、「行動を起こしたことを評価する」という方法も同じ項目で紹介をされていました。
私は、とかく結果を気にしてしまい、失敗や批判が怖くて、やりたいことがあっても、諦めてしまうクセがあります。
しかし、本書を読んで、新しいことに行動して、やってみることがまず大切であることを再認識できました。
そのための時間が休日、ということを本書で伝えたいのではないのかと思います。

どこに疲れがあるかで、
休日の行動パターンを変える
本書の後半には、どのように具体的に休日を過ごしていくか、という方法が紹介されています。
私がとても実用的だな、と参考になったのは、
自己認識によって、休日の行動パターンを変える、ということです。
・体が疲れているのであれば、疲労回復
・メンタルが疲れているのであれば、ストレス発散
・脳が疲れている場合は、ストレス発散と自己啓発
自分は体・メンタル・脳のどの疲れがあるのかにより、休日の過ごし方が変わってくるそうです。
私は、この区分を知って、休日の計画を立てるのが楽しみになりました。
今までは「疲労」をひとくくりにして、自分の状態にあった休日を過ごせていなかったように感じます。
しかし、自分の疲れを認識するようになって、自分に合った休日を自分のために選択してあげるようになりました。
それぞれのパターンの具体例は、本書で詳しく紹介されているので、ぜひ自分に合った休日の過ごし方を見つけてみて下さい。

「処方箋」…こんな時にぴったり
・月曜日の出社が憂鬱なとき
・上司の目が気になって休日が楽しめないとき
・さらに充実した休日を送りたいとき
・生産性を高めてバリバリ働きたいという意欲があるとき
本書の面白いところは、休日のための働き方だけではなく、働くための休日の過ごし方もしっかりと紹介されているところです。
実は、この二つは表裏一体であり、相関している関係であるので、プラスの方向に休日を過ごすことができれば、善循環することができるのです。
「働くこと」「休むこと」
この二つに悩み、答えを探している方に、おすすめ1冊です。