

元マイクロソフト社員の澤円さんの考え方がつまった1冊です。
印象に残った素敵な所をレビューしていきます!
目次
「きっかけ」…なぜ読み始めたか?
きっかけは、澤さんのプレゼンテーション動画を見て
「この人の話、すごくおもしろい!」
とワクワクしたことです。
私は澤さんを元々知っていたわけでは、ありませんでした。
前職の優秀なシステムエンジニアの同僚が、澤さんの考え方を絶賛していたんですよね。
その後、私はビジネススクールに通い始めて、偶然、スクールのイベントで澤さんのプレゼンテーションを見てみたら…
話し方がうまくて、面白くて、
まるでエンターテイメントのようなプレゼンテーションでした。
そんな魅力的な澤さんの本なら、学べることが多そう…と手に取ったのです。

「学び」…この本で学べること
メタ思考ができるようになると、自分らしく生きることができる。
この本の中でも、特に私がなるほど…と勉強になったところは、次の3つです。
失敗は考え方次第で、失敗ではなくなる。
この本の中で、一番私が感動した部分です。
これは、澤さんのかつてのチームメンバーとして一緒に活動をしていた日本マイクロソフトの小柳津 篤さんの考え方だそうです。
今までの人生で失敗はない。なぜなら自分が思っていた結果と違っていただけのこと。
予想と現実が違っていただけ、と考えると失敗が失敗ではなくなるのです。

ものごとをどう解釈するか、これは個人によって自由に決めることができる。
だから、失敗もこう考えることもできるますよね。
私はとてもシンプルなのに、ここまで視点を変えられるってすごいと感心し、とても面白い考え方だと思いました。
この本を読んでから、私はこの失敗の捉え方をメモを書いて、職場のデスクに貼っています。
「おもしろいこと」を選ぶ。
自分の中の判断軸と照らし合わせて、「おもしろいか」それとも「おもしろくないか」の二つでものごとを選ぶと、自己肯定感が高まってくるそうです。
何が正しいのか、優れているのかなんて、専門家でも判断が難しい時があると思うんです。
難しいから、どうしても他人と比較して正しいか、優れているか、という考え方になってしまいがちです。
しかし澤さんは、「おもしろいこと」を選ぶ中で、自由に生きることができるようになってきた、述べています。
お仕事の面では、特に「誰かに言われてやる仕事」ではなく、「自分がおもしろいと思う仕事」をする中で、前例がない挑戦的なオファーも高パフォーマンスですることができたそうです。
ものごとのスタートである判断基準が興味や、やる気があふれるのものであれば、行動もすごく積極的かつ好奇心旺盛にどんどんやれるのだろうな、と私は読んでいて思いました。
スタートが違うと、結果も違う。
そう考えると選択次第で、自分もおもしろいことができる、と私はワクワクしてきたんですよね。

長所は自分で決めていい。
澤さんは「自分ができることだけやる」という考え方をもっているそうです。まずは自分ができることだけに集中する、それは自分が嫌なことを除くということにつながるのです。
「自分が嫌なものは、どうしたって嫌」
と素直に言える澤さんに、私はすごく感動しました。
社会人にもなると、周囲の空気を読んで嫌なことをやるのが普通、それをしないとお金をもらえない、という暗黙の考え方が染みついてしまいます。
でも、それを選ばなくていい生き方もあるのだ、と本書を読んで気づくことができました。
世の中にはものさしがたくさんある時代になり、時と場合によっては、短所が長所になり、長所が短所になることもあります。
だから、親・先生・上司に褒められたから、成績優秀だったから、人に勝ったから、それが自分の長所なんて一概に言えない時代になりつつあるそうです。
(100%勝利ばかり、他人から褒められるばかりの人生を送る人っていますかね??)
だから、自分の長所は、自分自身で決めていい、と澤さんは述べています。
つまり、外のものさしで長所をあてはめようとすると、どうしても長所を測り切ることができないのだろうな、と私は感じました。
この考え方だけで、人生がかなり明るく、自由に飛び回れるような、広い世界に感じませんか??
どうやって生きるのかも、自分で選択することができる、自分の意志で決めることができる、という澤さんの考え方が新鮮でした。
この本を読み、私はすごく安心を覚えました。
人生をどう自分らしく生きようか、と考えるきっかけになりました。

「処方箋」…こんな時にぴったり
・組織の中で働き方に疑問を持っているとき
・マネージャーの役割に悩んでいるとき
・自分らしく働きたいけれど、勇気が出ないとき
・働くこと自体にストレスを感じているとき
・やりたいことをやる勇気が出ないとき
今の時代に社会人であれば、誰もが働くことに悩んでいることでしょう。
そんなときに、この本を読めば、きっと思考と視界がパーッと開ける解放感と安心感を味わえるはずです。
守りではなく、どう楽しんで自分らしく生きるか、という主体的な考え方を身に着けることできる1冊です。
そのための俯瞰的な視点が、澤円さんが名付けた「メタ思考」なのだなと思います。
最後のおまけ
私が、この本を読んで良かったと思えたことを、最後に1つ書かせてください。
澤さんが、文の中で「意思」「解釈」という言葉をよく使っているのですが、その考え方が私に心の安心を与えてくれました。
「~することを選んでいる」「~するという意思で動いている」というような文ですが、不自由な働き方しかできない環境も、やりたいことをやれない現状も、すべて自分の意思で選んだ結果なのだ、ということを、言いたいのではないかと思いました。
「解釈」というのも、ものごとをどう捉えるのかを自分で選んでいるにすぎないという意味だと感じたのです。
つまり、すべて自分の選択で変えることができる。
本書を読み終えた後、そんな風に私には、澤さんのメッセージが聞こえてきたのです。
この考え方を私はすごく好きになりました。
もっと自由に考えていい、自分で選択していい、と澤さんから、どんっ!と背中を教えてもらえるような1冊です。